2018年開通!沖縄美ら海水族館・本部に行くなら空港シャトルバスが断然便利!

【新たな高速路線バス「沖縄エアポートシャトル」で行く北部・西海岸の見どころ】

沖縄エアポートシャトルからの乗り換えで、沖縄本島の最北端の国頭村へ! ついにヤンバルクイナとご対面!? 

海はもちろん、山や森も豊かな自然あふれる「やんばる」へ!編集担当のうみは前回までに、沖縄エアポートシャトルからローカルバスに乗り換え、路線バスで行ける最北の「辺土名」周辺に到達、自転車で山と海を堪能しました。

そしてついに今回は、やんばるの代表的な生物のひとつ、天然記念物のヤンバルクイナに会いに行きます。

ヤンバルクイナに会うには、ネイチャーガイドによるツアーに参加するしかありません。国頭村安田(あだ)にあるヤンバルクイナ生態展示学習施設には、人の手で育てられたヤンバルクイナ(「キョンキョン」という名前だそうです)がいます。

キョンキョンに会いに行く以外に、もう一つヤンバルクイナに会う方法があります。ヤンバルクイナ観察ツアーに参加して、野生のヤンバルクイナを探しに行くという方法です。ツアーを行っているところはいくつかあって、道の駅ゆいゆい国頭などのサイトにも紹介があります。今回はそのなかから海遊び・森遊びきじむなあさんにお願いしました。

観察ツアーの前に予習がお勧め! 

ということでまず、昼間のうちに予習!

国頭村比地地区にある環境省やんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」へ。入場無料です。ちなみに、希少な野生生物の保護を目的に日本政府(環境省)が設置する野生生物保護センターは国内に7ヵ所しか無く、その内2ヵ所が沖縄県(やんばる、西表)にあります。

小さな施設ですが、やんばるの生物についてわかりやすい展示が持ち味です。ヤンバルクイナはじめ、やんばるの森に特徴的な生物の姿かたち、動く様子、鳴き声などをチェックしておくと、ツアーの時に役にたつこと間違いなしです。



昼間に比地大滝やオクマビーチを訪ね、ひとまず宿に戻って一休み。

ちなみに今回宿泊したのは民宿「やんばるくいな荘」。これはぜったいにヤンバルクイナに会えないわけはないという気がしてきます。



宿の夕飯は、この地区のおいしいものばかり。腹ごしらえは万全です。



イキナリのご対面!でもお静かに!! 

とっぷり暗くなってから、出かけます。



車で、山道をひたすら走ります。ガイドさんは超ベテラン。やんばるの生き物のことを知り尽くしているので、どのあたりにどんな生物がいるのか把握したうえで探しているようでした。



「いた!!」

と言われても、シロウトにはいったいどこにいるのかわからないんですよね。促されて頭上を見上げると、そこにはヤンバルクイナが2羽!

イキナリご対面!!



木にとまって目を開けていますが、寝ているんだそうです。

大声を出しちゃいけません!!起きちゃいますから!

寝てる彼らは、まるで剥製のようにじっとしていてほとんど動きません。

つがいです!

ヤンバルクイナは一度つがいになると、生涯同じパートナーと添い遂げるのだそうです。とはいえ、ツアーに参加したのは9月中旬。この時期に隣り合って寝ているのは珍しいのだとか。

いきなり本命に出会えて興奮していると、今度は大きなカエルに出会いました。

ホルストカエルです。ウフギー自然館で鳴き声を聞いたやつでした。ウオン、ウオンという感じで鳴きます。



それにしてもでかいです。沖縄ではホルストガエルとナミエガエルが大きさではツートップなのだそうで、どちらも夏の暑い時期に産卵するのだとか。



ヤンバルクイナだけじゃないやんばるの生き物たち 

「あ、ほら!あそこにリュウキュウアオバズク!」

そういわれてカメラを向けましたが、まあ遠い。さらにしっかり撮ろうと思ってゴソゴソやっていたら、気配を察したのか飛んでいってしまいました。

昼間に活動するヤンバルクイナと違って、こちらは夜行性。頭がはっきりしてますからね。



さらに車を走らせると、またもやつがいのヤンバルクイナ。

ある意味、レアな夜でした。

左の子は片足で立っていますが、リラックスして眠っている証拠だとか。



さらに、別の子発見。

「妙な格好をして何を寝ぼけてるのかしら、この子」

いやいや、ガイドさんによればじつはヤンバルクイナは警戒心が強く、こんな風になにかあったらすぐ状況が確認できるように、すぐに逃げ出せるようにと、視界がいい方を向いて寝ていることが多いのだそうです。



道の途中では、オキナワスジボタルが飛んでいるのもみかけました。撮影はできませんでしたが。オキナワスジボタルの特徴は、点滅しないところなのだとか。

次に出会ったのは、リュキュウオオコノハズク。最初は道路の上にいましたが、飛び立って木の枝にとまり、くちばしを掃除しているようでした。なにかごちそうにありついたところだったのかな。

オレンジ色の目でこっちをみているようすがキュート。

ちょっと羽づくろいをすると、森のなかへ飛んでいきました。



やんばるの夜は、いろんな生き物の声であふれています。

リュウキュウマツムシやイシカワガエルが合唱しているようです。

ガイドさんはそれらを聞き分けて、教えてくれます。教えてもらっても、こちらはなかなか覚えられないんですけどね。

道路標識が教えてくれるヤンバルクイナの苦境 

さて、森の中の道路から大きな通りに出ると、こんな道路標識をあちらこちらでみかけました。「ヤンバルクイナに注意」という意味の道路標識ですが、じつは過去にヤンバルクイナが交通事故に遭った場所に立てられているのだそうです。

そう聞いてしまうと、この道路標識を見るたびに切ない気持ちになってしまいます。

舗装道路は何もないので、茂みと違って獲物が見つけやすいのだそうです。言われてみればなるほどその通り。ですが、そのためにヤンバルクイナは餌場に道路があるところを確保していることが多く、したがって車にも曳かれやすくなっているのだとか。



ヤンバルクイナは、飛べないからこそ車にはねられてしまうのでしょうが、交通事故に遭うのは彼らだけじゃありません。カエルや、やはり沖縄固有のケナガネズミなども、交通事故に遭うことがあるのだそうです。

 

この蛇はアカマタだったでしょうか……。毒はないけどアグレッシブなヘビなのだとか。すごい勢いで走っていったので、写真もぶれぶれになってしまいました。

こちらはリュウキュウアオヘビ。きれいな色。でもこの子はどうも事故に遭って死んでしまったようでした。だからキレイに撮れたのですが……。

 

もっとたくさんの生き物たちに会えることも! 

さて、この日のハイライトは終盤にやってきました。

手が届きそうなくらい近くで、眠っていたヤンバルクイナ!

赤い目をばっちり目をあけてますが、やっぱり熟睡してるんですね。片足で立っています。

でも、こちらには気が付いていないという。

なんとも不思議な対面です。



帰り道のこと。

「いやー、今日はあんまり会えませんでしたね」とガイドさん。

「ええっ!?そうなんですか?」

うみはツアーに申し込んではみたのですが、じつは本当にヤンバルクイナに会えるか半信半疑だったんです。だから、大満足な夜だったんですけどね。つまりやんばるは、それだけたくさんの生き物にあふれているんですよね。

ツアーは3時間。ガイドさんのマネをして動物たちを見つけようとキョロキョロしながら参加したので、うみもすっかりクタクタになりました。

それにしても、やんばるの自然は本当に素晴らしい!!



次回は、ついに沖縄本島最北端を目指します。



旅の情報

◇国頭村への行き方◇
まず、沖縄エアポートシャトルで、那覇から名護市役所前へ。
名護市内から琉球バス交通沖縄バス、67辺土名線、辺土名バスターミナル行に乗車します。
名護市役所前から最も近いのは、北部合同庁舎前のバス停です。
名護近辺に前泊する場合は、バスナビ沖縄で最寄りのバス停を調べてもいいでしょう。わかりやすいのは、始発の名護バスターミナルからの乗車です。バスは1時間に1~2本程度なので、事前に時刻を調べておくことをお勧めします。


沖縄エアポートシャトル
那覇空港と沖縄美ら海水族館までを2時間半で結ぶ、高速路線バスです。
ちなみに、この高速路線バスを使うと那覇空港から名護市役所前までは約1時間50分です。
以下のサイトから予約も可能です。
https://www.okinawa-shuttle.co.jp/ 


バスなび沖縄
http://www.busnavi-okinawa.com/map/
ウェブサイト、アプリでローカルバスの路線、時刻、バス停の大体の位置も調べることができます。英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語に対応。


道の駅ゆいゆい国頭
http://www.yuiyui-k.jp/


国頭村観光協会
http://kunigami-kanko.com/kankoukyoukai/
電話 0980-41-2420
ファックス 0980-41-2535


やんばるくいな荘
http://www.yanbarukuinasou.com/

 
海遊び・森遊び きじむなあ
https://kijimunaa.jimdo.com/

 
※記事で紹介した内容は2018年9月末現在のもので、予告なく変更されることがあります。